肺 炎

概 要

肺炎は細菌やウイルスなどの微生物が感染し、肺に炎症をおこす病気です。
2017年の厚生労働省の人口動態統計によれば、わが国における肺炎での死亡数は悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、老衰に続き、第5位となっています。
原因となる微生物は、肺炎球菌が最も多く、次いでインフルエンザ菌、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミドフィラとなっています。

当院では、若い方が発熱、せきや痰、息切れ、胸の痛みなどの訴えのため受診され、胸部レントゲンで肺炎と診断することも比較的多く経験しています。
ご高齢の方では、最近食欲がない、という症状のみで来院され、発熱やせき、痰などの症状がないにもかかわらず、レントゲン上肺炎を呈する患者さんが多くみられるため注意が必要です。

診断と治療

通常はかぜが長引いている、発熱や咳嗽が続く、痰が多いなどの訴えにより肺炎を疑います。
ご高齢の方は、身体所見がほとんど無い事も多く、元気がない、食欲がない、いつもとなにか違う、などあれば肺炎を疑うことも少なくありません。

診断は、主に身体所見や血液検査、胸部レントゲン検査で行います。
時に肺結核などの特殊な疾患もあり、必要時は喀痰の塗抹検査(結核菌の顕微鏡検査)や結核菌PCR検査なども併用することもあります。
マイコプラズマ肺炎の診断には血液検査でのマイコプズマ抗体価測定、または咽頭ぬぐい液でのマイコプラズマ迅速検査(約15分)などが可能です。
クラミジア肺炎も、クラミドフィラニューモニエIgA抗体価などの測定により診断することが可能です。

病状から重症と判断した場合には、早急に刀根山病院、箕面市立病院、市立池田病院、市立豊中病院などを御紹介、早急に入院の手配をさせていただきます。

予防のためには、普段からインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンを接種しておくことが重要です。

肺炎のレントゲン
肺炎のレントゲン
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