当院の在宅医療について

もみじ在宅診療所の
在宅医療への想い

  • 人は、自分の居場所が無くなると生きられない。
    入院では、居場所を失う人もいる。
    そんな患者さんに在宅医療を提供したい!
  • 自宅にいても、いつも近くに医師や看護師がいる安心感を与えたい!
  • 患者さんに真っ暗な道を歩かせない!
    患者さんを孤立させない。
  • 最期の最期まで、患者さんが歩む道を照らしてあげたい!

私たちのミッションは
“居場所を守るホームケアクリニック“
であること

患者さんの居場所である自宅、私たちはそこを守るホームケアクリニックです。

病気や加齢により身体が弱ってくると、治療法がない時にも入院してしまう。
入院すると安心出来るから・・

患者さんは安心を得るために、代償として自分の居場所である自宅を失ってしまう。

治らない病気になった時、歳をとった時、
自宅で安心して過ごす事ができれば、自分の居場所を失わないで済む。

私たちは、
在宅患者さん一人一人にあわせたオーダーメイドの医療、ケア、そして安心を提供し、
自宅という居場所を守れるホームケアクリニックでありたい。
そして、最期の最期まで、患者さんの自宅療養をサポートしたいと考えています。

ご挨拶

こんにちは。
もみじ在宅診療所 院長の麻田博輝です。
医師になり、その後多くの病院、医療機関で呼吸器疾患、がんなどの悪性腫瘍、循環器疾患、消化器疾患、脳血管疾患、神経難病等さまざまな疾患の患者さんを担当させて頂きました。
なかには、退院して自宅で過ごしたいのにその希望が叶えられない。病院の転院をくり返し、最後まで自宅に帰る夢を叶えられない患者さんが少なくありませんでした。
また、自宅に居ることが不安で、不安が強くなるとすぐに救急車を呼んでしまう患者さんもおられました。

こんにちは。
もみじ在宅診療所 院長の麻田博輝です。
医師になり、その後多くの病院、医療機関で呼吸器疾患、がんなどの悪性腫瘍、循環器疾患、消化器疾患、脳血管疾患、神経難病等さまざまな疾患の患者さんを担当させて頂きました。

麻田博輝

なかには、退院して自宅で過ごしたいのにその希望が叶えられない。病院の転院をくり返し、最後まで自宅に帰る夢を叶えられない患者さんが少なくありませんでした。
また、自宅に居ることが不安で、不安が強くなるとすぐに救急車を呼んでしまう患者さんもおられました。

そこで、在宅医療を望む地域の方々に24時間365日の十分な医療と安心を提供したいと考え、2007年に当院を開設しました。
開設当初から、歳をとっても、重い病気を抱えていても、不安無く自宅で過ごして頂きたい!
私たちが関わることで、自分の居場所(自宅)を離れること無く過ごせる様に応援したい!
そんな想いで診療所を運営しています。

もみじ在宅診療所の特徴をすこし書いておきます。

  • もみじ在宅診療所は、
    主に在宅医療を行うクリニックです。
    複数医師の体制で、在宅医療を中心に診療を行っています。
    ご自宅、グループホーム、サ高住、老人施設等への訪問も行っています。
    現在は診療所での外来診療も行っており、専門の呼吸器や循環器疾患を中心に、幅広く内科疾患を診療しています。
  • もみじ在宅診療所の在宅医療は、
    患者さんを支える事を大切に考えています。
    病院では、病気を治療し完治する事を目指し、医療を行います。
    しかし、病気を治癒させる事が出来ない場合、病院で出来る事はそう多くはありません。
    その場合、適切な医療を選択し、患者さんに説明し納得してもらった上で、患者さんを支える事が必要になります。
    私たちは一人一人の患者さんに対し、「自宅でどんな医療を行うべきか?」「どう病気と折り合いをつけるのか?」をいつも考えています。
    そして、それを患者さんに提案していきます。
  • 私たちは、病気だけではなく、患者さんを知ること、理解する事を最も大事にしています。 私たちは、病気だけではなく、患者さんを知ること、理解する事、を最も大事にしています。
    お住まいの環境を理解する。ご本人、ご家族の考え方や生き方を理解する。これらを理解した上で、個人個人に合わせたオーダーメイドの在宅医療を、ご自宅で提供していきたいと考えています。
    生き方や考え方は人それぞれ。
    患者さんやご家族にとって、悔いの無い過ごし方が出来るようにお手伝いします。
  • もみじ在宅診療所は、
    チームで動き患者さんを支えます。
    私たちもみじ在宅診療所のスタッフは、職種に関係なく全員が全ての患者さんの状態を把握しています。全ての患者さんを、全てのスタッフが支えることを大切にしています。
    また、勉強会や研修会を通じて最新の知識や医療情報を学習し、北摂で最高の在宅医療が提供できるチームを目指し、成長していきます。
  • 私たちは、病院や地域の多職種の方々と連携を大切にしていきます。 自宅で過ごすとき、ケアマネージャーさん、訪問看護師さん、訪問リハビリテーション、訪問入浴、訪問介護、薬局など多職種の連携が必要になります。
    多職種との連携や情報交換を大切にし、患者さんを支えます。
    また、病院での治療が必要な時は、病院に入院する事もあり、病院との連携もとても大切にしています。

    <連携病院>大阪大学医学部附属病院、箕面市立病院、市立豊中病院、市立池田病院、大阪刀根山医療センター、済生会千里病院、川西市立総合医療センター、市立伊丹病院、国立循環器病研究センター、大阪国際がんセンター、関西メディカル病院、マックシール巽病院、彩都友紘会病院、友紘会総合病院、済生会茨木病院、ガラシア病院、千里中央病院など

在宅医療は“支える医療”です

私たちが目指す在宅医療と取り組み

自宅で安心して過ごしていただくために、
私たちが出来ること

在宅医療は支える医療です。
今まで外来や入院中に行ってきた治療は、もちろん引き継いで行います。
その上で、支えることに重点をおき、私たちは自宅での医療を考え提案していきます。

在宅医療は“支える医療”

歳をとった時、治らない病気になった時、亡くなるその時まで治し続けようとする。
そんな最後でいいのか?

そんな疑問が、在宅医療の出発点!

病状が違い、歩んできた人生、価値観が違う患者さん一人一人に合わせ、支えていく。

時に人生最期の生き方、過ごし方を提案。

外来診療と在宅医療は大きく違う!

在宅医療:
処方せん配りでは無い!
  • 病状は安定していないことが多く、重症度は高い。
    診察以前に、生活が成り立っていないこともある。
  • 訪問診療は診察だけを行うのではない。
    病状や考え方、人生観、ご家族との関係も考えて提供する医療を考える
  • 老化や治せない病に向き合う “支える医療”

在宅医療は“その後”を支える

在宅医療は、“病気が進行した時”や“加齢により通院が困難となった後”を支えます。
希望すれば自宅で看取りまで行えるように、医療面、生活面を総合的に支えていきます。

在宅医療は“その後”を支える

肺がん等の悪性腫瘍

(手術 → がんの再発) → 抗がん剤、放射線治療

脳血管疾患、認知症

徐々にADLが低下 → 食事量が減ってきた

加齢による廃用

嚥下力低下 → くり返す肺炎、心不全

神経難病

→ ADLの低下、嚥下障害、呼吸不全

“その後”を支えるのは外来では難しい

外来診療
全身状態の悪化とともに、通院が難しくなる
  • ・通院回数は減少
  • ・自宅での生活が見えない
  • ・外来の時間制限があり、診察、説明が十分に行えない
  • ・解決すべき問題が蓄積破綻のリスク大
在宅医療
  • ・状態の悪化に応じて診察回数は増やす事が出来る
  • ・自宅での生活をふまえ、生き方の提案が行える
  • ・診察や説明、相談の時間はほぼ無制限

在宅医療は“訪問診療”と“往診”
で成り立っている

訪問診療の役割
訪問診療とは、ご自宅や入居されている施設等へ、医師が定期的に訪問して診察することです。

対象となる方は、病気や年齢による制限はありません。
お一人での通院が難しい患者さんであれば、ご自宅や施設等に日頃から定期的に診療に伺うことができます。そして、計画的に診察、治療、処方や検査、健康管理や療養相談を行います。

訪問診療の目的は、病気を治すことだけではありません。
訪問診療を通して、患者さんやご家族が安心して在宅での療養生活を続けられるように、医療の専門家、マネージャーとして総合的にサポートすることが最も大切だと考えています。

医療マネージャーとしての医師

在宅医療では、
診断、治療を行うという医師の役割
医療マネージャーとしての医師の役割。

医療マネージャー1 医療マネージャー2

医療マネージャーとして考える事

1.まずは生活を成り立たせる。

  • 寝たきり状態に近いが、布団で寝ている
  • ベッドから落ちたら上がれない
  • 褥瘡があるが、何をしたら良いかわからない
  • トイレに行けない
  • 食べて出す、清潔を保つ

2.病気だけで無く、人もみる。

患者さん、ご家族の置かれた環境、物の考え方はさまざま。
加齢に伴う変化、病状の進行を一緒に受け入れる。
病気との折り合いをつけてあげる。

3.多職種の連携が重要

ケアマネージャー
訪問看護師
リハビリテーション
薬剤師
介護士
栄養士
保健師

4.循環型の連携

医療連携
往診の役割
往診とは、急な体調不良や病状の変化に対して、臨時にご自宅等へうかがって診療を行うものです。
病状に変化があった時、またはいつもと様子が違う時など、臨時に往診を行う事で病状をすばやく把握し、対応する事が可能となります。

当院では、訪問診療を行っている患者さんに対して、病状の急変時やご不安な時に、24時間・365日の体制でいつでも連絡が取れるようにしています。
夜間も休日も電話対応し、必要に応じて診療時間外でも、医師が往診できる体制を取っています。

万が一入院が必要となった時には、ご希望の病院や連携病院への紹介・手配をさせていただくことも可能です。