肺がん、肺腫瘍

概 要

肺にできる腫瘍のうち、悪性のものを肺がんと呼びます。
レントゲンに写る腫瘤影で、数センチメートルを超えるようになると、肺がんの確率が非常に高くなります。

早期であれば、専門の病院で手術をする事で治癒が期待できる病気です。
しかし現実には、発見された時は進行している事が多く、手術、化学療法、放射線療法を組み合わせて行いますが、治療の最も難しいがんの一つといわれています。

このため、肺がんに関しては出来るだけ早期でがんを発見することが重要となっています。

毎年の、市の無料肺がん検診は必ず受ける事をお勧めします。
しかし、レントゲンの読影は非常に難しいことや、レントゲンの特性上感度が低く、場所によっては肺がんが検出できないこともあり、それだけで全ての肺がんを見つけることは困難です。
熟練した医師による胸部レントゲンの読影をおこない、少しでも異常があれば胸部CTを撮影する事が現実的な対応方法だと思います。

また、少しでも調子がおかしい場合や血痰がみられた時など、出来るだけ早期に呼吸器内科を受診することをお勧めします。
当院でも出来るだけ皆様のお役に立てるように努力します。

肺がんのレントゲン
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